HOME > ニュースページ > 国際 > 詳細

欧州で画期的な条約 違法な臓器摘出を制裁

2014年08月01日

【新唐人2014年8月1日】7月初旬、欧州理事会では「人体臓器の販売と輸送に反対する条約」が通過しました。違法な臓器の摘出や利用に関わった者、すべての刑事責任を追及できるよう、署名国に対し法律制定を求める内容で、これから、EU加盟国はもちろん、加盟国以外の国の署名も受け付けます。これについて法輪功人権弁護団のスポークスマンは、画期的な条約だと評価し、国連もこれにならい、「人体臓器の販売を防止し罰する条約」を制定するべきだと語りました。

 

欧州理事会では7月9日、「人体臓器の販売と輸送に反対する条約」が通過しました。これは、去年12月、欧州議会で通った中共の臓器狩りに反対する決議に続く、画期的な取り組みと言えます。法輪功人権弁護団のスポークスマンも高く評価しました。

 

法輪功人権弁護団のスポークスマン 朱婉琪さん

「画期的な国際人権条約です。欧州理事会は欧州市民が人道に対する罪を犯さぬよう守りました。人権を守る壁が築かれたのです」

 

法輪功人権弁護団のスポークスマン、朱婉琪aさんは、今回の条約は主に次の3点で意義深いと語ります。まず、欧州市民は中共が奪った臓器を使うことがなくなる点、そして、違法な臓器摘出に関わった者、すべての刑事責任を追及できるよう、署名国に法律制定を求めている点です。医療関係者、移植コーディネーター、患者、いずれも連帯責任を負わねばなりません。最後の一点は、臓器移植ツアーを明確に禁じたことです。このような条約が世界にも広がってほしいと、朱婉琪さんは語りました。

 

法輪功人権弁護団のスポークスマン 朱婉琪さん

「国連もこのような条約を制定し、違法な臓器摘出を例外なく、刑罰に処するべきです。違法な臓器摘出が国内で行われても、国の移植法の外で行われても、国際的な条約があれば、地球上の誰もがこのような未曾有の邪悪に関わらずに済みます」

 

朱婉琪さんらの目標は、国連が「人体臓器の販売を防止し罰する条約」を制定することです。また台湾立法院に対しては、国連人権規約を参照に、「人体臓器移植条例」の修正草案を審査するよう訴えました。

 

法輪功人権弁護団のスポークスマン 朱婉琪さん

「医学の倫理を守り尊重でき、世界10か国の立法例を参照できます。そして今回の欧州理事会の条約一体で適用できます」

 

欧州理事会の「人体臓器の販売と輸送に反対する条約」は、臓器の提供について、「自由な意思の同意の下で行われなくてはならず、同意がなかったり、あるいは利益の絡んだ違法な臓器摘出をしたりした場合は刑事責任を問う」と明確に定めています。これは、法輪功学習者に対する中共の臓器狩り阻止に向けた、大きな一歩とも言えそうです。

 

新唐人テレビがお伝えしました。

http://www.ntdtv.com/xtr/b5/2014/07/30/a1126681.html(中国語)

(翻訳/河合 ナレーター/佐藤 映像編集/李)

 

トップページへ